生前整理とは何か
生前整理とは、簡単に言うと「自分自身が死んだ後のことを考えて、生きているうちに身辺や所有資産を整理しておくこと」を指します。近年、日本では高齢者を中心に「終活」に取り組む人が増えましたが、生前整理もこの終活の一環で行われます。
生前整理の主な目的は、死後に残された家族に自分の希望を叶えてもらうため、そして死後に親族にかかる負担を減らすためです。亡くなった方が生前保有していた資産について、親族間でもめることは少なくありません。中には訴訟に発展するケースも存在しますが、生前整理を首尾よく終わらせておけば、こういったトラブルを回避できる可能性があります。
生前整理の内容と具体的なやり方
生前整理の内容とやり方は、所有している資産の種類や数量などによって変わってきますが、一般的には整理しておきたいことをリストアップし、次にそれぞれをどう整理するかを決めていくといった流れで進めていきます。
例えば、所有している資産を生前整理したい場合は、その時点で自身が保有している資産を全てリストアップします。そして、残したいもの・自分が生きているうちに処分するもの・自分の死後に処分してほしいものなどに分けて、目録などにしてまとめておきます。このとき、貴重品や保険証券、契約書などといった重要な物品は、できるだけ一箇所にまとめていきましょう。
やるべき生前整理が全て済んだら、最後に自分の死後に資産などをどう扱ってほしいか、「エンディングノート」や「遺言書」という形で残しておきます。
それぞれ、“自分の想いや考えを残す”という点では同じですが、大きく異なる点があります。
それは、法的な効力の有無です。
「遺言書」は、民法と呼ばれる法律に従って残す必要があります。
「遺言書」の残し方や内容が法律に沿っていいないと、最悪の場合は遺言自体が無効とされてしまうので注意が必要です。
一方、エンディングノートには法的な効力はなく、自由に書くことができます。
ご自身に合ったものを選ぶといいでしょう。
生前整理を業者に依頼するメリット
生前整理をどのように進めればよいかが分からない場合や、やらなければならないことが膨大にある場合は、専門の業者に依頼すると作業を進めやすくなり、自分の負担も減らすことができます。
例えば、自宅に衣服や貴金属などといった品物がたくさんあると、自分だけで生前整理をしようとすると何日もかかってしまう可能性があります。近くに住んでいる親族がいれば、時間に余裕のある人を呼んで手伝ってもらうこともできますが、そうでない場合は自分一人で片付けなければなりません。その負担を考えると、せっかくのやる気も削がれてしましますが、そんなときに便利なのが専門業者です。派遣されてくるスタッフはこの道のプロばかりなので、短時間で片づけや生前整理の作業を終わらせることができるでしょう。
大橋運輸でのサポートについて
物が多く、きちんと整理ができていないお部屋は、転倒のリスクが高くなります。
大地震の際に負った怪我の原因の半数が、倒れた家具との接触または下敷きによるものとされています。
そのため、大橋運輸では不用品をリユース・処分いたします。
スッキリしたお部屋で、安心できる暮らしを手に入れましょう。
お片づけで出来たスペースを、防災用品や非常食などの保管場所として活用することもできます。